これさえあれば・・・?

「絹こし豆腐のようなカラダ」と主治医。太い神経とは裏腹にデリケートなカラダ。
「生まれつきの体質」ということなのだから、神さまが創造されたままの状態を謙虚に甘受すべきと思いながらも、
「まだ何とか努力の余地があるのでは?!」といつもアンテナを張っている。

 
そんなわたしに朗報が飛び込んだ。「豆乳がとても良い」とのこと。
人並みの健康に渇いていたわたしはすぐに豆乳へ飛びついた。ところがいつしか、先生に勧められた分量を超え、
さらに濃厚なものへと手が伸びていく。
 
 そして数週間経ったころ、お腹の具合が乱れ、とうとう・・・(+o+) 
先生とともに原因を探ったところ、「豆乳の飲み過ぎ」と判明。そう、わたしはいつの間にか
「これさえあれば、わたしは元気になるのだ!」という“豆乳信心”にはまってしまっていたのだ。

 これは紛れもない偶像崇拝
偶像崇拝とは、モノを拝むことだけを指すのではない。
神以外のものを拠りどころとして、『これさえあれば』と縋ることだ」と雨宮神父さまから伺ったことを思い出した。


 「途中では、杖一本のほかはいっさい、パンも袋も、また帯の中にわずかのお金も持たないように。」                                     
                                     マルコによる福音書 6章8節