2012-01-01から1年間の記事一覧

「恋しい人の声が聞こえます」(雅歌)

「恋人よ、美しいひとよ さあ、立って出ておいで。 ごらん、冬は去り、雨の季節は終わった。 花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。 この里にも山鳩の声が聞こえる。 いちじくの実は熟し、ぶどうの花は香る。 恋人よ、美しいひとよ さあ、立って出ておい…

先週のクラスの要約 「力を捨てよ、知れ わたしは神」(詩篇46/11)

ご降誕を待つわたしたちにとって、最も大切な準備とはいったい何でしょう。 それはおそらく「わたしは救われる必要がある」と自覚することだと思います。 試練や挫折を体験していないときのわたしたちは、自分の力で生きているような錯覚に陥りやすく、 「罪…

集会祭儀の勧めのことば 待降節第3主日

第一と第二の朗読では「喜び」ということばが何度も繰り返されていましたが、 今日は「喜びの主日」と言い、救いの御子をお迎えする喜びをかみしめる日になります。 12月に入ってから、街はクリスマス商戦で賑わい、心弾む音楽やイルミネーションで溢れてい…

今週のクラスの要約 「日常の中で“死”を生きる」 

★ カトリック教会では11月を「死者の月」として祈っています。この世を旅立った人のために祈ると同時に、 わたしたちがいつかは帰る「天のふるさと」について思い巡らすよい時期だと思います。 この地上にいながら天のふるさと(天国)を確信するためには、…

原点に・・・

雨の朝は、いつもしている外の掃除に出たくなくなる。 ところが、パーカーのフードを被り、火バサミと塵取りを手に家の周りのゴミを拾い出すと、何とも言えない幸福感に満たされてくる。 何と表現したらいいのか・・・・ 本来の自分の姿、立ち位置を感じるの…

太陽が照っていても、雨が降っていても・・・

「わたしたちの天を暗くする夜が訪れてもそれが何でしょう。 もしイエスさまが眠っていらっしゃるなら、わたしたちも彼のそばで休みましょう。そっと静かにして彼の目を覚まさないで、信仰のうちに待ちましょう。 ザベットとオデット(二人の姪)がママ(妹…

死者の月 11月

[ 「天国は父の家です。 わたしたちの天国への帰還は、ちょうど愛されている子がしばしの流謫の後、 家に帰るのを待ちわびられいてるようなものです。 その旅路の伴侶を、他ならぬ主ご自身が引き受けてくださるのです。 心の中でその主と共に生きてください…

お祈りに弱い“パパ”

たくさんの電話、手のかかる交渉、病院のハシゴ・・・ 心労の多い一日が終わりかけた頃、やっと自分自身を振り返った。 「いったい、わたしは何を背負っているのだろうか?」 「なぜ、『重い』『難儀だ』と心を曇らせているのだろうか?」 社会に生きる時間…

福音記者聖ルカ

「この世にある最も美しい本」(フランス人作家ルナン)と評されるルカ福音書。 わたしも20代のころにこの福音書に魅せられてから、自分の霊的方向が絞られたように感じる。あこがれの聖人の名まえをつけて「ルカさん」と呼んでいただくこともあったため、…

アヴィラの聖テレサ

「何にも心乱さず 何をも恐れるな すべては過ぎ去る 神のみ不変のお方 耐え忍ぶなら すべてをかち得る 神に生きる人は 何にも不足せず 神のみで 足りる」 聖テレサの筆跡⇒ 明日10月15日はアヴィラの聖テレサ(イエスの聖テレサ)の祭日。 “全キリスト教…

CRAZY FOR YOU

「ちょうど太陽の光が杉の大木と同時に、小さな花の一つ一つを、まるでこの地上にはその花しかないかのように照らすのと同じように、主も一つ一つの霊魂について、まるでそのほかには霊魂がいないかのように、特別にみ心をお配りになります。」 『幼きイエス…

アッシジの聖フランシスコのことば

「いったいいつの日に心の清い者になれるだろうか・・・」と思い悩む兄弟レオに対して、聖フランシスコはこうこたえられた。 「自分の心が清いいかどうか、そんなに心配してはいけない。目を神に向けなさい。神をたたえなさい。神が完全に聖なるお方であるこ…

チャンスは無限に

今朝は、台風の爪痕にけっこう手をとられてしまった。 全滅したプランターの花、風で吹き飛ばされた備品、汚れた壁・・・ 知らず知らずのうちに、否定的なつぶやきが心を占める。 「あらあら、こんなに・・・」「こんなところまで剥がれているわ・・・」など…

絶望の中にこそ

年間第23主日 司祭不在の時の集会祭儀 勧めの言葉 「絶望の中にこそ」(イザヤ35/4〜7a・マルコ7/31〜37) 「聞こえない人の耳が開き、口の利けなかった人が喜び歌う」 今日最初に読まれたイザヤの預言書と最後に読まれたマルコにやる福音書の両方に、この…

“いのりの花束Ⅱ”

東日本被災地支援チャリティ・コンサート“いのりの花束Ⅱ”が行われ、その模様が片柳師のブログで紹介されました。 http://d.hatena.ne.jp/hiroshisj/20120901/1346503834 みなさまのお祈りのおかげです。心より感謝申し上げます。

お洗濯

「雪より白くなるように」(詩篇51) 今週末(9月1日土曜)のコンサートの大切な準備として、漂白(ゆるしの秘跡)を受けた。 告解室に近づいてみると、当番司祭の名札にはよく知っているFr.ヒロシ・カタヤナギの名まえが・・・(._.) でも、中におられたの…

わたしの理想

美しく丸い。シンプル。人を童心に帰らせ、遊ばせてくれる石。 この石のように、聴く人・歌う人の心の芯に癒しを届ける音楽を提供できるように精進できたらいいな・・・・・♪ そのためには十字架の聖ヨハネの金言のように生きることも大切。 「・・・すべて…

清さ

一瞬、一瞬だと 人は多くを耐えることができます。 「リジューのテレーズ 365の言葉」(女子パウロ会)より、最後のことば48 ほとんどの人は齢を重ねるにつれ、清さから離れていく。 おそらく、神さまから頼まれもしないのに過去と未来への思い煩いを背負っ…

感無量

「福島を始め東日本のみなさまを支援したい!」 日本中の人と同じ思いに心を熱くしていたわたし。 でも、様々な限界を持つ自分は思うように動けない。もどかしい思いの中で、「祈り」がもっとも力ある支援であることを思い出す。 友は「あなたには歌があるで…

Let's cross the bridge!

青い空 白い雲 わたしたちを包む 恵みのなかで 手と手をつないだら みんな家族になる よろこび広げよう! ともに歌いながら ふっこうのかけ橋は 七色の虹のように やさしく伸びるよ どこまでも しあわせ運ぶために Let's cross the bridge for our future! …

聖マリアの両親 聖ヨアキムと聖アンナ

元気に暮らしているときはあまり意識しないが、わたしたちは背中の筋肉にとてもお世話になっているようだ。先日、背中の筋繊維を軽く痛めたわたしは、今ひしひしと実感している。 この背中の筋肉のようにふだんあまり意識されないかもしれないが、マリアさま…

夏休みを迎えたお子さまと (^_^)/

感じよう!神さまのメッセージ 〜心とからだでささげるいのり〜 夏休みを迎えたお子さまとこんなお祈りにチャレンジされてはいかがでしょう? つながっている心とからだをすべてを合わせて神さまに向かってみませんか\(^o^)/ キリスト者としての祈りをハタ…

エリヤのすごろく

本格的な暑さに突入するこの季節、わたしに力と希望に奮い立たせてくれるのが預言者聖エリヤだ。 毎年7月20日のエリヤの祭日になると、ずっと昔、友と描いた「エリヤのすごろく」を思い出す。 今は人の手に渡ったが、手製の大型すごろくはいつも心に生き生…

気づき 

蒸し暑いこの季節になると、大切な教訓を思い出す。 以前暮らしていた家は、築60年で、震災後は床もところどころ陥没し、廊下は斜めに歪んでいた。 割れた窓ガラスにはセロテープ、隙間の空いた床板には新聞紙で補強?する生活では、 御父の造られたさまざま…

〈みことばのひびき①〉マルコ5/21〜43

〈みことばのひびき①〉マルコ5/21〜43 イエスさまは聖書の中で、様々な病人と出会われました。生まれつき目の不自由な人や長年出血の患いに苦しむ女性など、いろいろな人がイエスさまによって病いを癒されました。その中でも今読まれた奇跡は、とても透き通…

“神さま銀行”へ

「やれやれ、今日もたいへんな一日だった・・・」 肝心なことを忘れて過ごした日のわたしは、こんなふうにつぶやいていしまう。 「自分でがんばる」「自分で乗り越える」「自分が・・・」 すべてをしてくださるのは神さまであるのに、おかしな錯覚を起こした…

聖なる人・聖なること

結婚が決まったAさんにこんな言葉がかけられていた。 「いつまでもわたしの天使でいてほしいのに、結婚するなんて」 「洗濯とかしてほしくないわ」と。 聖なる人・聖なる生活がどういうものであるか・・・ 聖性の極みであられたマリアさまのご生活を眺めると…

三位一体の祭日

今日は三位一体の祭日。神さまご自身のお祝い日! 洗礼の瞬間から、三位一体の神さまはわたしたちの内奥にお住みになるので、ある意味今日は、わたしたち自身のお祝い日とも言える。 この薔薇の芯のように、奥深くに隠れておられる三位一体の神さまの方へ心…

主は与え、また、取り去りたもう。

「ラッキー、おはよう! ♪〜今日もいのちをありがとう!新しい朝をありがとう!あなたを今日も生かしてくださった神さまにさ〜んび〜♪ ラッキー、今日もわたしのために生きていてくれてありがとう! じゃ、ごはんね♡ 」毎朝、わたしの喉から最初に発すること…

金環日食

何でも言い合える友から電話があった。 友 「金環日食用のサングラス持ってる?」 私 「ううん、持ってない」 友 「二つ手に入ったから、ゆりさんに一つあげるわ!」 私 「別に・・・」 友 「別にって?!裸眼で見ちゃだめよ」 私 「別に・・・見る予定ない…