金環日食

     何でも言い合える友から電話があった。
     友 「金環日食用のサングラス持ってる?」
     私 「ううん、持ってない」
     友 「二つ手に入ったから、ゆりさんに一つあげるわ!」
     私 「別に・・・」
     友 「別にって?!裸眼で見ちゃだめよ」
     私 「別に・・・見る予定ないもん」
     友 「え〜!何十年に一度、神さまのすごいみ業が見えるっていうのに!」
     私 「わざわざ空を見上げて太陽を見なくたって、あなたの心の中に三位一体の神さまが宿っておられるってことを
        考えただけで感動できるわよ(笑)」
     友 「(-_-;)・・・」


 聖母月も半ばを超えた。日常の営みの中で、ふと鈍くなっている信仰のまなざしに気をつけたい。
主はご自分の母、つまり“神の母”をわたしたちの母として与えてくださった。
その母は、今、天からわたしたちひとりひとりの必要に心を配り、悲しむ心に寄り添い、喜ぶ時にはともに歌ってくださる。

 
 その現実にしっかりと目覚めることができたら、どんな思い煩いも消えるにちがいない。
そして、ただ賛美と感謝のほぎ歌だけが心から立ち昇ることだろう。