2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

涙のわけ

神さまへの愛を妨げてしまう「自愛心」や「錯覚」。 鈍る心に鑢をかけるために、自分の好きなものや都合のいいプランと逆のことを 選択してお捧げすることにしている。 自分の体調や仕事とのバランスをとりながらのエクササイズだ。 できるだけ毎日取り入れ…

愛い子 (ういご)

多くの方々の祈りとご尽力のよって、もうすぐわが子が誕生する。 今日、マスターをひとり静かに聴いてみた。いつのまにか黙想に入っていたようだ。しばらくすると、何十年もの歴史が頭を過り、感無量になった。 先日、出版社から「歌詞がいい」と言っていた…

召命

ふつう、人が人生の進路を決める時、向き不向きや好みで選ぶと思うが、 キリスト者の歩む道はもうひとつ違う次元で識別する。“神さまが”わたしにお望みになる道を尋ねて、自由な心と愛をもって応えるのだ。 それは自分の好む道とは異なることがある。好き嫌…

ふぁうんでぃしょん (5 )

「何があっても、決して司祭の陰口を言ってはいけません」 師は、ことあるごとにわたしたち青年に釘を刺した。でも、これを守るには鋼鉄のような意志が要る。 正直、わたしも守れないことがある。呆れて、ついボヤいてしまう。 でも師は「おかしいことを封印…

気づき 

パソコンで疲れた目を休めるためには庭の草刈りが一番だ。 六甲山を眺めたり、手元の緑に目を染めたり。 身近に休憩場所を用意してくださる神さまの計らいに心が緩む。 気がつくといつもその傍でラッキーが草をはむ。 「ラッキー、胃腸の具合が悪いの?あま…

父の着ぐるみ 〜在宅ホスピスと見送り〜

。 「あと一年の命です。たぶん次の夏は越せないでしょう」 6年ほど前、病院の準無菌室で力なくベッドに横たわるわたしに医師たちはこう告げました。ところがわたしは奇跡的に小康を取り戻し、その時見舞いに来てオロオロしていた父を逆に介護することになっ…

平和旬間

カトリック教会で平和旬間が始まった。 ふだんテレビをほとんど観ないわたしだが、この時期には特につけたくなくなる。 自分の選択について考え込んでしまうからだ。 神さまは時々、おもしろいことをなさる。 ひとつのことがらについて、ある人には「右に行…

神から 神へ ♪

「今日のミサは“恩人方への感謝”のためにあずかろう」とミサ前からおひとりおひとりのお名まえとお顔を思い浮かべていた。 どれだけたくさんの方の祈りと存在に支えられていることか・・・ 気が遠くなるほど厚い!熱い!篤い!熱い! 感謝の典礼に入ったあた…

乾杯

「アーメン ♪」 全13曲の録音が、マリアさまへの祈りの歌で終わった。 スタッフの心遣いもあって、この曲を最後にもって来てくださったようだ。 ここ数カ月、怒涛のように襲いかかる試練に何度「もうだめかも・・・」と くじけそうになったか。 でも、最後ま…