愛い子 (ういご)


多くの方々の祈りとご尽力のよって、もうすぐわが子が誕生する。
今日、マスターをひとり静かに聴いてみた。いつのまにか黙想に入っていたようだ。しばらくすると、何十年もの歴史が頭を過り、感無量になった。


先日、出版社から「歌詞がいい」と言っていただいた。
実はこの評価が一番胸に響く。なぜなら、ひと言ひと言に深い思いが詰まっているし、
まったく“無からの創造”と言えるほど不思議な創作作業だったからだ。
創作といっても、「信仰体験」というアンテナで、上から降ってくるのをキャッチする。


「この静寂・・・これはわたしの血を流した代価である」
誰もがしっている某詩人がこう遺している。


ごく親しい人々は、わたしが今、笑顔でふつうに生活できていることが奇跡であることをご存知だが、
長年特殊な試練をいただき、からだを壊し・・・
それでもあきらめずにイエスとともに生きることが、消すことのできない平安につながる
ということを多くの人々にも知っていただきたい。


ある司祭が死にかけていたわたしに、振り絞るような声で言われた。
         「死んでも生きる!」
キリストとともに倒されたら、キリストとともに起き上がるだけ。
このシンプルな方程式が、わたしの心にインストールされた。


    ♪ かわいい童謡、きれいな讃美歌、楽しい歌 ♪

と感じていただけるかもしれないが、そのパッケージに包まれたものは・・・
“神のくに”であることを味わい、生き続ける力を汲みとっていただけるとうれしい。