じーざす・とれいる 36

「暗闇に住む民は大きな光を見、
 死の陰の地に住む者に光が射し込んだ。」
        今日の福音マタイ4章より


今日のミサの説教の中で、M神父さまが『キリストに倣いて』(イミタチオ・クリスティ)から三つほどお言葉をくださいました。
一瞬にして魂が鎮まる尊いお言葉!
ここのところ、本棚に収まっていたこの本を帰宅後すぐに開いてみました。


たくさんの赤線、挟まれたしおりを辿ると、愛読していた当時どれほど苦しんでいたかが自分でも感じ取れて、今、生かされている日常がまぶしく迫ってきました。


苦しみを誰かに打ち明けることも癒しの一つになりますが、まったくの闇と沈黙のなかで、自分の内奥で待つ方に徹底的に向かうことが最大の癒しであったことを再確認しました。


『聖書』『イミタチオ』『夜と霧』『暗夜』・・・
わたしにとって“闇の友”は柔らかく甘いお菓子ではありませんでした✿


写真:2014年ガリラヤ湖の朝

「わたしは・・・見た!」

「わたしは“霊”が鳩のように天から降って、この方の上にとどまるのを見た」
                             ヨハネ1章
 

  

  救いを渇望している人にだけ見えるものがあるような気がします。
  クリスマスの星のように .。.:*☆

熊本へ♪

おかげさまで、益城町のみなさまへお届けすることができました♪ 

歌を通してマザーのお心を分かち合えることを願いつつ。。。




お世話になった熊本YMCAのみなさまと。
御船町で開催されていたマザーの写真展会場にて。


午前中は仮設住宅の集会所で、片柳師を囲むお話会がありました。


震災の一か月後に誕生した赤ちゃん。。
若いお母さんとクリスマスケーキをいただきながらお話しました。
冬の仮設住宅では寒さが厳しいとのこと。
一日も早くあたたかい住まいに恵まれますように!


くまモンはどこへ行っても大活躍でした!

一息、一息・・・・


ひとりの友が、末期がんで肺から水を抜きながら戦っています。
「戦っている」というより「捧げている」という方がピッタリかもしれません。


わたしと同世代の彼女は、むかしから「殉教者になること」「愛する主の十字架に与り、世に救いを実現する一滴になること」を熱望していました。


今、観想修道会の禁域で看護を受けつつ、
  全世界で救いを求めている人々のため、
  教会に愛が燃えるよう、
  司祭方の聖性のために
一息一息を捧げています。


ロウソクが身を融かして光を放つように静かに照らしてくださっている方々の存在。
その一隅の光によってわたしたちが幸せをいただいていることを忘れないで過ごしたいと思います。


今日(22日)から伺う益城町は彼女のふるさとの隣町。
彼女の祈りのおかげで、歌を届けられるような気がしてなりません。。。。


わたしも彼女のように祈りをこめて、主と歩む喜びをもって歌っていきたいと思います。

 一息、一息・・・・・

十字架の聖ヨハネの祝日に


修道会のなかで監禁、暴力を受けた十字架の聖ヨハネベトナム政府により13年間投獄されていたグエン・ヴァン・トゥアン枢機卿、映画『ショーシャンクの空に』・・・

なぜか牢獄ものに魅かれます♡

暗闇でこそ、ほんとうの光を見出せるのでしょう。

「最も純粋な苦しみは、最も純粋な知識をもたらし運ぶ。」

「愛は偉大なことを感じることにあるのではなく、
 赤貧のうちに生きること、愛するおん者のために苦しむことにある。」
         十字架の聖ヨハネ小品集より