20代の頃だったと記憶している。 バスの車窓から毎朝目にする美しい樹があった。 なぜか葉を落としきった冬にだけ目が留まる。 まっすぐに天を指す枝。 一枚も葉を纏わない枝の間に広がる澄んだ冬空。 あまりの神々しさに魂が打たれた。 ことばでは表わしき…
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