もうすぐ かいばおけに・・・

カトリック教会の伝統でしょうか。毎年12/24の「朝の祈り」の前に、
MARTYROLOGIUM(殉教録)というもののイエス・キリストのご誕生までの部分を歌っていたように記憶している。


火を灯したローソクをそれぞれが持ち、荘厳な雰囲気の中、ひとりの人がメロディーに乗せて読み上げる。
はっきりとした言葉は憶えていないが、このような内容だった。

      

      紀元前○○年、神は天地をお造りになった・・・
      紀元前○○年、人祖は・・・
      紀元前○○年、ノアの洪水で・・・
         ・
         ・
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      紀元前○○年、モーセは民を率いて・・・
         ・
         ・
      そして、時が満ちて・・・
      神の御子の肉によるご誕生!!


最後の二行は音も高くなり、歌いあげる人の声が凛として聖堂に響きわたる。
感動に震えて、涙が頬を濡らす。。。


言うまでもなく、「○○年」というのは本質と関係ない。
気の遠くなる時間をかけ、神さまはわたしたちのために準備してくださった。
そして・・・もう、わたしたち人間との距離が耐えがたくなった神さまは自らこの世に来てくださるのだ。


今朝、逆立ちをしながら、人間の思いを超えた神さまの動きを思い巡らしていた。