★ ギリシャに思いを馳せて② ★

食事の時、巡礼ツアーの中で有識者たちが話しているのを耳にしました。
「どう思われますか?ギリシャがこうなった原因を。」
「わたしはギリシャが優れた古代文明の上にあぐらをかいていたのが第一の原因ではないかと思います。ギリシャ人が最も優秀だと思って、他の国から学ぼうとしなかったのでは・・・」

わたしは「なるほど・・・」と納得しました。
今日の旧約聖書朗読エゼキエル書2/2〜5 からわたしの心に預言者の叫びが響いてきました。

きっとギリシャの歴史の中で、何人もの預言者が選ばれ、民に向かって「回心せよ!謙虚になれ!過去の栄光ではなく、時のしるしや小さきものの声、美しい風、そして他国の声の中からでも最も大切なことを知れ!今までのやり方から脱出せよ!」と命懸けで叫び続けて・・・潰されたことがあったに違いありません。

間違った誇りを持つと人は新しく変わるのが面倒であったり、考え方を譲るのが苦しいものですね。ましてや預言者のような人に改革を強く迫られると、疎ましく感じると思います。ギリシャを眺めながら・・・わたし自身、この世を旅立つまでずっと気をつけなければならないと思いました。

ギリシャ巡礼の写真を見ていると、なんだか涙が溢れてきます。
神さま、今からでもなんとかなりませんか?