生姜ごはん

「最近、手料理少なくなったんでしょ。新生姜でごはん作ったからどうぞ。」


最近のわたしは朝5:30から夜11:00ごろまで、食事以外の時間さまざまな課題をこなしている。

そんなわたしの食生活を察してくださり、美しいご婦人がお弁当箱を手渡してくださった。

煮ものも添えられていた。

彼女が「lucasanに差し入れるから味見して」と言ったら、味のついたごはんが

苦手なご主人も味見をしてくださったそうだ。その上、「筍か蕗でも炊いて添えたら」と

提案してくださったとのこと。

そのお弁当をありがたく、ふさわしくいただくために「汁物」はきちんとつくりたいと思った。

昆布を水につけて、鯛のアラを買いに走る。大好きな潮汁。

父が口にしたわたしの手料理では最後のもの。

そう言えば、ごはんの味見をしてくださったご主人と父は山仲間。



エスと父。見えないけど存在感万点のふたりとかこむ夕げ。

あ〜、おいしい!!  人の情けが身に沁みる・・・(/_;)

なぜ、こんなに惨めなわたしにみなさんは優しいのだろう?

神さまの深いあわれみが隣人をとおして押し寄せて、大波のようにわたしを飲み込む。


「神よ、あなたの与えてくださったすべての恵みにどのようにこたえようか・・・」詩篇116/12