球
窮地に立たされると、神さまご自身がそれに見合う助け手をいくつも送ってくださる。
でも、それらのひとつひとつはパーフェクトなものではない。
それが証拠に、いろいろなアドヴァイスが並ぶ。
ある人は「右へ行くべき」と言い、ある人は「左へ曲がるべき」と助言してくださる。
ある人は「待て!」と止めて、ある人は「Go!」と。
それぞれが善意と愛の面では100%であっても、この世のもの。完全なサポートではない。
でも、しっかりとしたパーツが組み合わさって球形のようになり、惨めなわたしを包んでくれる。
ボールのようにわたしは弾んでいく。予期せぬ方向にも、ポーン!
客観的に見てみると何か見事な芸術のようだ。
プロデューサーに花束を! (お届け先:天国)