全身で神に向かう


信仰生活を深めるために大切なことは「秘蹟にあずかること」「教会共同体の中での交わり」「個人での祈り」と教わった。
三つ目の「個人での祈り」は、それぞれの傾きに応じて学びや工夫が要ると思う。


わたしは自然の少ない街中に住んでいるためか、日常生活で創造主の息遣いを感じにくい。
また、情報や刺激が多いと、静かに祈っているつもりでも潜心し辛い。


それを少しでも克服するために、ヨガを活用している。
祈りの準備にもなるし、全身を使って神を礼拝することもできる。ヨガマットの上は神聖な空間だ。外界から守られた聖堂のように静かだ。

グレゴリオ聖歌を歌って三位一体に心を上げ、自分の存在全体で呼吸し、礼拝する。
好・不調をありのままで受けとめ、昨日とはちがう「今」を見つめる。様々なポーズは、固定観念から解放してくれるようだ。
大好きな三点頭立をしながら祈る。「私の罪をすべて洗い流してください。イエスのみ心の愛で満たしてください」