なんとすばらしい!
♪ O res mirabilis! Manducat Dominum pauper, servus et humilis. ♪
なんとすばらしいことでしょう!まずしく、卑しいしもべであるわたしが主を食するとは!
霊的母はカトリック教理と聖トマスの神学を故岩下壮一師に学んだそうだ。
その母から「食卓から落ちるパン屑を拾う」仔犬の気分で講話を受けていたわたしは、彼女の心に聖トマス・アクィナスへの愛が
燃えているように感じていた。彼女は聖人の言葉の間に、たびたびその生涯や性格に触れて、どれほど謙遜な人であったかを説いてくださった。
(参照: http://www.b-family.org/public_html/omoi/012/tomasdoc.htm#top)
そんなわたしの心にも、いつしか聖トマスへの敬慕の念が育ってきた。彼のことばと言われる「Panis Angelics」を歌うとき、
「イエス・キリストがどなたで、自分が何者か」「わたしはどこを目指して歩めばよいのか」がわたしの心にスーッと映ってくる。
また、人生の中でいろいろな変化に滅入ってしまいそうな時、アブラハムの信仰のお手本は偉大すぎるのだが、
聖トマスの姿は静かに背中を押してくれた。
彼もあっちこっちに動かされていたが、いつも神への探究に心を留めて、なすべきことを続けておられたように見える。
周りの状況や環境に心を取り乱されることなく、わたしも彼のように黙々と自分の本命を果たし続けよう!と心に決めた。
♪ per tuas semitas duc nos quo tendimus, ad lucem quam inhabitas. ♪
あなたの道へ私たちを導いてください。あなたの住む光の許へ私たちが行き着くために。