じーざす・とれいる①

 
 初めてイスラエルを旅したのは2007年8月でした。(上の写真)
その頃、人生の挫折の中で呆然としていたわたしにA師がお声掛けくださったのは出発の一か月前。「ツアーに欠員ができた。すぐに準備して!」


 パスポートもなければ、費用もない。お医者様の許可も要る。その上、「祈りの世界は時空を超えるし・・・目をつぶれば被造界すべてより大きいお方と会えるのに、なぜ遠いところまで行く必要があるのかしら・・・」と本気で考えていたので戸惑うばかり。
でも、迷っている時間もなく、とにかく「神さまが推し進めてくださるのなら、何とか費用も降ってくるにちがいない」と試すような気持ちで腰を上げました。

真夏のイスラエルは40度のカンカン照りで、草花はほとんどありません。生きてついていくだけで必死でしたが、その分、神さま・イエスさまに集中できました。また、シーズン・オフなので、ステキなホテルが空いており、夜はゆったり休めたのです。
 その時のツアーの内容・信仰体験・仲間は最高で、今ではなくてはならない友もできました。あまりにも満たされて、「もうこの思い出で充分☆」と心底感じていました。


  ところが、2014年の春にまたもA師が団長のツアーがあると知りました。しかもタイトルが「ゆったりしっかりイスラエル巡礼」。わたしはすぐに神さまからの強い促しを感じました。でも、もしかすると勝手な思い込みかもしれないので、キャンセルがきく時期まで夫とともに半年間祈りながら様子をみたのです。

 実現に向けて、あらゆることが自然と整えられてきたとき、わたしは一つの決意をしました。初めて聖地巡礼をする夫が宗教の授業で体験を生かせるよう、わたしはもっぱらサポート役に回ろうと。


 「旧約聖書ユダヤ世界)を知らずにイエスを語るな」というA師の熱い思いが船の帆になっているツアーなので、イエス以前の時代の遺跡もたくさん周ります。春のイスラエルは一日のうち、朝は8度でも昼は30度を超えるので、今回も日差しをしっかりガードして巡りました。(下の写真)


    いずれも世界遺産マサダの要塞のてっぺんで撮影。