2010-01-01から1年間の記事一覧

はじめまして♪ 「イエスさまのみ心」

「アルバムを全曲とおして聴いていただくためには、アレンジに変化をもたせたり 曲の並べ順に工夫をしなければならない」とアレンジャー兼音楽監修のU氏。 「どれか一曲くらいボサノバにしたり・・・」 「ボサノバ?!(^◇^)」 理屈なしにボサノバが大好…

さぷらいず

「さぷらいず」ということばに魅かれない。なぜなら、贈りものは自分の好みに合うものであってほしいから 渡し方に驚かされても・・・。 それに、この歳までいろいろなことを見聞きしてきたし、この世におこる喜ばしいことも残酷なことも すべてが聖書に書か…

小さいマリアさまをみつめて 〜聖マリアの誕生の祝日にあたって〜

マリアよ、あなたのつぶらな瞳は やがて あたたかな母のまなざしへかわっていくでしょう ・・・・・それでもあなたの清さはかわらない マリアよ、あなたの愛らしい口は やがて マグ二フィカトをうたうでしょう ・・・・・それでもあなたの貧しさはかわらない…

誕 生 (*^_^*)

マザー・テレサが天のふるさとへお帰りになった今日、 マザーに関する歌、三曲の載ったCD『風のなかに』が発売となりました。 作詞・作曲・歌はわたしが担当しましたが、優れたアレンジと伴奏、装丁により、 わが第一子はシンプルであたたかい作品になった…

涙のわけ

神さまへの愛を妨げてしまう「自愛心」や「錯覚」。 鈍る心に鑢をかけるために、自分の好きなものや都合のいいプランと逆のことを 選択してお捧げすることにしている。 自分の体調や仕事とのバランスをとりながらのエクササイズだ。 できるだけ毎日取り入れ…

愛い子 (ういご)

多くの方々の祈りとご尽力のよって、もうすぐわが子が誕生する。 今日、マスターをひとり静かに聴いてみた。いつのまにか黙想に入っていたようだ。しばらくすると、何十年もの歴史が頭を過り、感無量になった。 先日、出版社から「歌詞がいい」と言っていた…

召命

ふつう、人が人生の進路を決める時、向き不向きや好みで選ぶと思うが、 キリスト者の歩む道はもうひとつ違う次元で識別する。“神さまが”わたしにお望みになる道を尋ねて、自由な心と愛をもって応えるのだ。 それは自分の好む道とは異なることがある。好き嫌…

ふぁうんでぃしょん (5 )

「何があっても、決して司祭の陰口を言ってはいけません」 師は、ことあるごとにわたしたち青年に釘を刺した。でも、これを守るには鋼鉄のような意志が要る。 正直、わたしも守れないことがある。呆れて、ついボヤいてしまう。 でも師は「おかしいことを封印…

気づき 

パソコンで疲れた目を休めるためには庭の草刈りが一番だ。 六甲山を眺めたり、手元の緑に目を染めたり。 身近に休憩場所を用意してくださる神さまの計らいに心が緩む。 気がつくといつもその傍でラッキーが草をはむ。 「ラッキー、胃腸の具合が悪いの?あま…

父の着ぐるみ 〜在宅ホスピスと見送り〜

。 「あと一年の命です。たぶん次の夏は越せないでしょう」 6年ほど前、病院の準無菌室で力なくベッドに横たわるわたしに医師たちはこう告げました。ところがわたしは奇跡的に小康を取り戻し、その時見舞いに来てオロオロしていた父を逆に介護することになっ…

平和旬間

カトリック教会で平和旬間が始まった。 ふだんテレビをほとんど観ないわたしだが、この時期には特につけたくなくなる。 自分の選択について考え込んでしまうからだ。 神さまは時々、おもしろいことをなさる。 ひとつのことがらについて、ある人には「右に行…

神から 神へ ♪

「今日のミサは“恩人方への感謝”のためにあずかろう」とミサ前からおひとりおひとりのお名まえとお顔を思い浮かべていた。 どれだけたくさんの方の祈りと存在に支えられていることか・・・ 気が遠くなるほど厚い!熱い!篤い!熱い! 感謝の典礼に入ったあた…

乾杯

「アーメン ♪」 全13曲の録音が、マリアさまへの祈りの歌で終わった。 スタッフの心遣いもあって、この曲を最後にもって来てくださったようだ。 ここ数カ月、怒涛のように襲いかかる試練に何度「もうだめかも・・・」と くじけそうになったか。 でも、最後ま…

夏の司教館にて

ある夏の土曜日、わたしは司教館の事務局にいた。年に一度の電気点検が停電して行われるため、通常勤務のない日が選ばれたのだ。 猛暑の一日、電気も水道も止まるので、住人である聖職者たちは前日から 「明日はどこかへ逃げよう」と話しておられた。とは言…

イスラエル巡礼 1

3年前の夏、主はわたしを飛行機に乗せた。その当時のわたしはまったく生きる気力を失って立ちつくしていたが、心の奥底では 「あの方は見ておられる。すべてご存知である。だからわたしを立ち上がらせるために、必ず何かを行ってくださるはず」と確信してい…

はじめての体験 2

気がつくとくるくると動き回り、 何でもひとりでこなしていく傾きがわたしにはある。 それがこのたび、CD製作に関わり、数人のスタッフの方々にたいへんお世話になっている。 共同作業の中でとても大切なことに気づかされる。ひと言で言うと 「わたしは自…

はじめての体験 1

昨夜、産まれてはじめてつけ睫毛を付けた。 CDのブックレットに載るプロフィール用の写真を撮影するために、ヘア・メイクさんが付けてくださったのだ。 目に翼が生えた〜(*_*) 新たな課題に取り組んでいくのは楽しい。 なぜなら、イエスさまといろいろ相談…

夏を迎えた青年たちへ

イスラエル巡礼で、カルメル山を訪れた。 そこには紀元前9世紀ごろに、預言者聖エリヤ(列王記・上18〜下2)が活躍したムフラカの丘がある。 丘の上の聖エリア修道院からは、エリヤが雨の中走って行ったイズレ・エルの平野を臨む。 この聖エリヤの像はその前…

わたしのしごと 2

生涯“托鉢”の生活を送っているわたしにも頼りになるパトロンがいる。 彼は病気中である。 日本ではまだあまり流行っていない病気“アモール”に罹って久しい。 不治の病だ。彼は表に出ることができないので、外向きの仕事をわたしに任せてくれる。わたしが彼の…

わたしのしごと

父が帰天した翌日、3月1日付けで 家業を継いだ。わたしを含め、ほとんどの人がわたしの適性とは真逆の分野だと感じていたようだ。 でも・・・嗣業の地、嗣子ということの重みを感じていると 最初の霊的指導者は「あなたが自分でやるべき」と背中を押した。 …

反面教師

朝、目覚めるとすぐに窓を開け 新鮮な空気を取り込んで深呼吸。数日前も同じように庭を見て 目を疑った。(゜o゜) なんと!なんと!昼間、犬のラッキーは敷物や毛布、ぬいぐるみ、軍手などを引っ張り出して おもちゃのように散らかしている。 なのに、それら…

ふぁうんでぃしょん (5)

若いころの6年間、勤め帰りに たびたびご聖体訪問をしていた。暗い旧聖堂の中、硬い跪き台でご聖体ランプを見つめ、 大きな十字架像を仰ぐ。 (写真は隠遁する聖ベネディクト) 「召命とは、神さまがひとりひとりに望まれている道を歩むこと。 それが結婚生…

時空を超えて

昨日のクラスでのこと。メンバーに乞われて、 わたし“バスガイド”はグレゴリオ聖歌のミサ曲を ご紹介した。 わたし自身が若いころ、霊的母にすがって教わったように ひと言、ひと言の意味をわかる範囲で説明しながら。 CDの用意が間に合わず、わたしも喉が…

おちゃめな・・・

お中元の注文リストに記入中のこと。 えっと・・・え?あれっ、どっち?え〜(・・?今、お世話になっている人たちの名まえが同じなのだ。 それも四人!!こんなことがあるなんて・・・(゜o゜) わたしを日頃ご指導くださっている○○○さんたち! 名まえの漢字を…

ふぁうんでいしょん (4)

信者になりたてのひよっ子の頃から、「人のために祈る」ことの重要さを教えられた。師からオファーが来る。 「Aさんのために祈ってください。今、とても苦しんでいます。」 「B神父さまのために祈ってください。わたしの恩人で重責を担っています。」 「C…

ふぁうんでいしょん (3)

勤めていた頃のある日、学びのクラスへ向かった。 いつも執務室で静かに祈りながらわたしたちを待つ師が、 その日は椅子にもたれて足を組み、一枚の紙を見ておられた。 えっ?統計? 師は霊的なことにしか関心のない聖なる方と思い込んでいたわたしは、紙を…

対話

完治したようだ、彼女のウツ!すっかり番犬のスタイルを取り戻して、嬉々としている。 試しに「お手」と「おかわり」を教えてみた。 これまで一切芸を仕込まず、自然児として育てていたのでこの歳になってどうかと思ったが、見事習得(^^)v それにしても、彼…

喜びの預言者

聖フィリポ・ネリ よろこびにあふれた魅力的な聖人ときいてはいたが、 詳しくは知らなかった。 図書室で一冊の本を手にした。『聖フィリポ・ネリ』柳沼千賀子著。 神さまの愛を真に体験した人だけに与えられる底抜けの明るさ、ユーモア。 深い祈り、鋭い洞察…

今朝、山の方に虹を見た。ノアの洪水物語を読むなかで、「虹」はヘブライ語で「弓」をも意味すると教わった。 「わたしは雲の中にわたしの虹を置く。・・・雲の中に虹が現れると、 わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべての肉なるものとの間…

二つの穴

大きな契約が一段落したとき、A氏とわたしは心底ホッとして世間話に入った。 話題は父の思い出。父がA氏を気に入っていたのが、エピソードからよく感じ取れる。 「あの時こんなことを言っていた」「こう言うとこう返してきた」 ふたりでお腹を抱えるようにし…